脳梗塞は正しい知識で予防|ストップ!恐ろしい症状

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脳の血管の先天的な病気

脳の先天性疾患

CTスキャン

脳動静脈奇形は脳にできる先天性の疾患です。妊娠初期に発生した何らかの異常により、脳の毛細血管が十分に作られず、動脈と静脈が直接繋がった状態の事です。これによってナイダスと呼ばれる大きな血管の塊を作り出され、最悪の場合は破裂に至ります。脳動静脈奇形は約四割から八割の確率でナイダスが破裂し、くも膜下出血や脳出血を引き起こします。脳動静脈奇形が破裂する人数は毎年十万人程度で、二十代から四十代で発病する人が多いのが特徴です。また出血を起こさない場合でもナイダスは周囲に悪影響を与えます。その場合は脳の活動に影響を与え、ひきつけ・けいれんの発作を引き起こします。先天性の疾患ですが、家族への遺伝はしません。

診断と治療法

脳動静脈奇形に対して自覚症状はなく、ナイダスが何らかの影響を与えた時の診察で、脳動静脈奇形の疾患に気付く事が殆どです。そのため、くも膜下出血や脳出血と診断された後、その原因の調査過程で脳動静脈奇形であると発覚します。検査はCTスキャンやMRIの画像診断で行われます。治療方法は開頭手術によるナイダスの全摘出が基本となります。対処可能な治療の中では高い確実性を誇りますが、同時に最も難しい治療でもあります。ナイダスの位置によっては摘出が不可能な場合があります。手術が難しい場合はガンマナイフと呼ばれる放射線治療を行います。ナイダスの直径が三センチ以下の場合は、ガンマナイフの方が有効である事もあります。この他、カテーテルによる塞栓術などがあります。